ホームレス医大生のロンドン底辺生活

イギリスでホームレスしています。心赴くままにブログ更新します。

オランダ風俗街 レッドライトディストリクト 気になる料金はいくら?

※この記事には性的な内容が含まれます。性に関するお話や直接的な表現が苦手な方はそっとページを閉じてください。



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夜のレッドライトディストリクト(Red Light District)


市の統計によれば、600万人もの観光客が1年に訪れるとされるオランダの首都、アムステルダム

その内のなんと6割もの人が、政府公認の売春の為のエリアである、レッドライトディストリクトに足を運ぶと言われています。人類の6割は卑猥なことばかり考えているのでしょうか。最低ですね、僕は人類に失望しています。


このページを訪れた、目をギラつかせた紳士へ、先に知りたいであろう情報だけ明記します。
20分50ユーロ(約6500円)で内容はゴムありのblow jobです。(2018年10月調べ)
それ以外になにかしたい方は売春婦との交渉になります。


さて、変態な方々がいなくなったところで、売春とレッドライトディストリクトについての真面目なお話を始めましょう。

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美しいアムステルダムの街並み


目次

の2つです。




1.オランダではマリファナと売春が合法


これは知らない方からすれば、衝撃的な事実かもしれません。

首都アムステルダムには至るところにマリファナを吸うためのお店が立ち並び、レッドライトディストリクトでは小さなガラス張りの個室(飾り窓といいます)から下着姿の売春婦たちが男たちを誘惑しています。

売春が合法になったのは2000年のことでした。

この理由の1つには、法を犯している最中に何か危険なことが起きたとき、その罪の意識から通報が遅れてしまうだろう、といった考え方がありました。例えるならば未成年飲酒そして急性アルコール中毒、通報の遅れ、のような構図です。

ならば最初から合法にして、政府でしっかりと管理しよう、ということですね。

2011年からは、売春婦は自営業の分類で税を納めることも義務付けられました。売春が職業としてきちんと機能していることをうかがわせます。

2013年から2016年にかけて、アムステルダムの性産業従事者全員の健康面でのチェックも行われました。政府の力の入れようが感じとれます。

もっと詳しく政府が売春に対して行っているアプローチについて知りたい方はDe Bestuurlijke Monitor Prostitutie 2016と検索すると市が出しているPDFをダウンロードできますよ。まぁ、オランダ語ですけど

僕は一応すべてに目を通しました。オランダ語は全くわからないながらも30分読み込んだ結果、全く何もわかりませんでした。



さて、マリファナについて面白いのは、マリファナを販売し使用させるための場所の名前が「コーヒーショップ」であることです。

あ、コーヒーショップだ、フラペチーノでも飲んでまったりしよう、と平和な考えで扉を開ければ別世界なので注意が必要です。僕はせっかくなので見学だけしてきましたが、観光客がどしどし訪れていました。

ちなみに、日本ではマリファナも売春も当然違法なので、観光中にすること為すこと全ては自己責任です。


2.売春博物館 Red Light Secretsが興味深い!


アムステルダムに行くのであればここは立ち寄るべきだと思います。
売春婦たちの苦悩を知ることができますし、単純に知的好奇心が刺激されてオススメです。

例えば、売春婦が1つの飾り窓を10時間使用する為には最大で150ユーロ(約2万円弱)かかる、など興味深い知識を得ることができます。上述の20分50ユーロという知識と合わせると、売春婦は10時間の営業中に最低でも3人以上の男を呼び込まなければならないということが分かります。

Red light secretsの入場料は下記公式サイトで事前に買えば最安9ユーロ(約1170円)で済みます。
www.redlightsecrets.com

僕はbooking.comでホテルを予約したときについてきたクーポンを使ったので、もう少し安く入れた気がします。現在もそのクーポンが存在するかどうかについては分かりません

注意事項として、Red Light Secretsから徒歩で行ける範囲にSex museamという別の博物館があるんですが、そこはただ卑猥なだけの博物館です。観光客の女の子たちが卑猥な展示物を見せられて赤面している、その様を眺めるためだけにあります。Sex museamはオススメしません。




飾り窓の中には男性もいます。飾り窓の中には妙齢の女性もいます。飾り窓の中にはかわいくない女の子もいます。

残念ながら売春婦・夫ともに客層のターゲットは男性なので女性は性的には楽しむことができませんが、観光としての一見の価値は間違いなくあるでしょう。そしてきっと、売春婦・夫のたくましく生きる姿に、心動かされることだと思います。

自由な国オランダで、性産業の一部に思いを巡らせる旅、いかがでしょうか。